2021年06月01日
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)注意報!
早いもので6月に入りましたね
今回は、度々のお知らせですが、とても大切なお話をしたいと思います
ニュースなどでも聞いたことある方もいらっしゃると思います
「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」のお話です。
今回は、度々のお知らせですが、とても大切なお話をしたいと思います
ニュースなどでも聞いたことある方もいらっしゃると思います
「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」のお話です。
難しい言葉なので、以下「SFTS」と入力させていただきます
簡単に説明すると、マダニに咬まれることで感染する、ヒトと動物共通で致死性のウィルス疾患です
ウィルスを持ったマダニに咬まれることで感染し、発症すれば、発熱・消化器症状を伴い、重症化すると命に関わることもある恐ろしい病気です。
致死率は15%~25%と流行しているコロナウィルスの致死率が3%程度なのと比べると非常に危険な感染症と言えます。
SFTSはウィルス保有マダニに吸血されることでの直接感染。
マダニを挟まず、動物から動物へ直接感染。
発症してしまった動物の血液や体液に触れることでヒトに感染する可能性があるということです
動物が感染すると、ヒト同様に発熱、血小板減少症が起こります
今までは、主に西日本で発生していました。
が
去年、県内初となる猫の感染例が浜松で見つかっています
また人獣共通感染症で、今年3月には県内でヒトでも感染報告があります
その方は屋外での作業もなく、動物と接触する職業ということから、動物を介した感染が疑われます
最近の5月では、県内で犬の感染報告もありました
(残念ながら亡くなってしまったそうです・・)
身近な感染症で、怖いですよね・・・・
感染しないようにする為には・・・・とにかくマダニに咬まれないにすることです
飼っているワンちゃんネコちゃんは、ダニの予防を確実に実施しましょう
当院では、背中にたらすスポットタイプ・食べるチュアブルタイプなどがあります
その他、ウィルスに触れないようにするために注意すること
●マダニが潜んでいそうな薮や草むらにはなるべく近づかないようにしましょう。
●藪や草むらに行くときは、長そで・長ズボンに虫よけスプレーをしましょう。
●ペットは屋内飼育を。(特に猫ちゃん)
●動物の死骸や野生動物・野良猫にむやみに触れない事。
(防護服・グローブなど防御しましょう)
他にも詳しく解説されています。
SFTSは有効な治療方法がなく、診療の際スタッフ感染防御の為、エリザベスカラーや口輪をペットに装着する場合があります。
また当院スタッフが、場合によりフェイスマスクや防護服・グローブをつけて診察・処置することがあります。
ご理解とご協力宜しくお願い致します。
看護師 日高
Posted by luna`s staff at 12:32│Comments(0)
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